私は選手として甲子園出場を目指すために一関学院を選びました。入学してから1日1日の練習はとても簡単なものではなく、私が思ってる以上に厳しいものだと痛感しました。「ここで3年間やっていけるのか」など考えると、投げ出したくなる日もありました。けれど「応援してくれる人のために頑張らないと」と自分を奮い立たせ、練習に励んできました。部員数も多い中、レギュラーとして試合に出るのは簡単ではありません。今考えると楽しいことより悔しいことの方が多かったかもしれません。けれど、大好きな野球を毎日やれていることはとても幸せなことだと高校生活を通して実感しました。これは、レギュラーを獲得すること以上に、私の中で大きな財産として、残っていくものだと確信しています。
今後、私は実社会に進出していきます。どんな荒波の中でも決して屈せず、厳しい生活の中で3年間やり切ったことを自信にして歩んでいきたいと思います。(写真左)
私は硬式野球部の主将を務めています。96人もの部員をまとめることはとても大変ですが、他校では味わえない経験が出来ていると思います。硬式野球部は、チーム目標の達成と、その時自分自身がどうなっていたいかを実現するために、選手が主体的に活動できる体制にあり、この環境の中で日々を重ねることは成長を実感することばかりです。時に上手くいかないこともありますが、仲間とともに原因を追求し、改善に至ったときの達成感は、新たなチャレンジ精神を生み出してくれます。私はこの活動の中で磨いた力をもとに、最終的には就職をしたいと考えています。誰よりも私を応援してくれた母親に、甲子園での活躍と、1人の人間としての成長。そして就職先での活躍といった三面で恩返しを果たしていきたいからです。甲子園ベスト8というチーム目標を達成した後も成長を重ね、社会進出の日に備えて行きたいと考えています。(写真中央)
私は高校1年の4月、入学して間もなく肘を故障してしまい手術をしました。そのため、1年間、思うように野球が出来ませんでした。リハビリに臨む毎日は、成果を感じにくい時期もあり、「また野球ができるのか」と不安でいっぱいでした。けれど、監督をはじめとする先生方の心遣いや、何より両親の支えが私の力になりました。また、復帰してから切磋琢磨し合い、練習に励んだ日々やどんなときも生活を共にしたチームメイトとの時間は自分にとってかけがえのない最高の時間になりました。こんな3年間を送れたのは今まで支えてくれた両親やチームメイトの存在があったからだと感じています。3年生となり進路を考えた時、野球からは離れる道を進みますが、両親やチームメイトが私を支えてくれたように、次は私がたくさんのひとの支えとなれるような人間になりたいと心に決めています。野球を通して培った経験や日々の努力を、今後は将来の夢の実現に向けて重ねていきます。(写真右)