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季節の彩りと伝統行事に触れるひととき ~京雛人形の展示~

掲載日
2025年2月21日
掲載者
ニュース
 本校の家庭科部の生徒たちが、校舎内に美しい京雛人形を飾りました。この雛人形は、理事長・佐々木一榮先生よりご寄贈いただいたもので、伝統と格式を感じさせる貴重なものです。
 今回展示した京雛人形は、一般的な雛人形とは異なる独自の特徴を持っています。全国的には、お雛様が向かって左側に、お内裏様が右側に並ぶのが一般的ですが、京雛人形ではその配置が逆になり、向かって右側にお雛様、左側にお内裏様が置かれます。この並び方は、古くから京都の宮中で受け継がれてきた伝統に由来しており、格式高い雰囲気を醸し出しています。
 また、注目すべきは人形の衣装です。お雛様とお内裏様がまとう着物には、京都の伝統工芸品である西陣織が使用されています。西陣織は、繊細で華やかな柄と豊かな色彩が特徴で、その美しさは長い歴史と職人技によって受け継がれてきました。 飾り付けを通じて、生徒たちは日本の伝統文化に直接触れる貴重な機会を得ました。人形を設置しながら、京都ならではの歴史や美意識に思いを馳せ、季節の移ろいを感じるひとときとなりました。
 ひな祭りは、子どもたちの健やかな成長と幸せを願う日本の大切な行事です。この展示が、伝統行事の意味や日本文化の奥深さに改めて気づくきっかけとなれば幸いです。

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